続・埼玉の沼紀行-田堀について-
前回のブログ記事「埼玉の沼紀行」の中で、田堀(クリーク)は花崎駅
近くにあるものしか確認できなかったと書きました。
しかし、その後考えていて、もしかすると浮野の里(うきやのさと)にある
川のようなものも田堀(クリーク)ではないかと気付きました。
さっそく加須市にある浮野の里に行ってみました。
ここは加須市にある観光名所の一つで、6月には花菖蒲が咲き誇り、
毎年6月中旬の土日に行われる「あやめ祭り」では、娘船頭の田船に
乗ることもできます。
詳しくは加須市のHPを。
数年前、「あやめ祭り」に行った時にはなかった説明板があり、
田堀のことも出ていました。
<浮野の里にある説明板の数々>
浮野の里について

くぬぎ並木について

田堀について

浮野の里の田堀の一つ

くぬぎ並木の両側に田堀が

同じ加須市にある説明板ですが、油井ケ島沼にあるものは田堀について、
「農作業に大きな支障をきたしていました」とありますが、
こちらは表現が違うところに興味を引かれます。
浮野の里の堀が田堀と確認できたので、まだあるのではないかとあちこち
探し回ったところ、浮野の里からさほど離れていない、北篠崎地区に
もう2か所田堀を確認できました。
最初に見つけた道路際の田堀

最初の田堀から数百メートル離れた田んぼの中の田堀

埼玉県の中でも加須市は特に田堀が多かった地域であちこちに点在し、
だいたい1か所に5つから、多い所では10以上の田堀がかたまってあった
ものですが、今回確認した2か所とも1つだけでした。
最後に油井ケ島沼周辺も丹念に探して回ったところ、やはり1つだけ
残っていました。
30年ほど前までは油井ケ島沼の周辺には何ヵ所かの田堀群があり、
総数では20位あったのではないでしょうか。
油井ケ島沼近くに唯一残る田堀

はっきり田堀が確認できた所は数か所でしたが、この辺りでは
田んぼの中に稲を植えた跡がなく、アシが茂っているところがあちこちで
見られます。
だいたいこれは沼や田堀の痕跡です。
田掘りか沼の痕跡

沼の他にもこの地域には数多くの中川の支流が流れていてそれぞれ
「○○川」、「○○堀」、「○○用水」、「○○落」など色々な名前が
ついています。
これらの川には昭和初期に作られたという風情のあるコンクリート橋が
架けられていて、これを見て回るのもなかなか面白いものです。
午の堀川に架かる橋

私は歴史の研究者でも郷土史家でもありません。
単なる「知りたがり屋」なので正確な情報は持っておりません。
今後は図書館などで資料を調べようと思っていますが、
情報をお持ちのは是非ご教示願います。
近くにあるものしか確認できなかったと書きました。
しかし、その後考えていて、もしかすると浮野の里(うきやのさと)にある
川のようなものも田堀(クリーク)ではないかと気付きました。
さっそく加須市にある浮野の里に行ってみました。
ここは加須市にある観光名所の一つで、6月には花菖蒲が咲き誇り、
毎年6月中旬の土日に行われる「あやめ祭り」では、娘船頭の田船に
乗ることもできます。
詳しくは加須市のHPを。
数年前、「あやめ祭り」に行った時にはなかった説明板があり、
田堀のことも出ていました。
<浮野の里にある説明板の数々>
浮野の里について

くぬぎ並木について

田堀について

浮野の里の田堀の一つ

くぬぎ並木の両側に田堀が

同じ加須市にある説明板ですが、油井ケ島沼にあるものは田堀について、
「農作業に大きな支障をきたしていました」とありますが、
こちらは表現が違うところに興味を引かれます。
浮野の里の堀が田堀と確認できたので、まだあるのではないかとあちこち
探し回ったところ、浮野の里からさほど離れていない、北篠崎地区に
もう2か所田堀を確認できました。
最初に見つけた道路際の田堀

最初の田堀から数百メートル離れた田んぼの中の田堀

埼玉県の中でも加須市は特に田堀が多かった地域であちこちに点在し、
だいたい1か所に5つから、多い所では10以上の田堀がかたまってあった
ものですが、今回確認した2か所とも1つだけでした。
最後に油井ケ島沼周辺も丹念に探して回ったところ、やはり1つだけ
残っていました。
30年ほど前までは油井ケ島沼の周辺には何ヵ所かの田堀群があり、
総数では20位あったのではないでしょうか。
油井ケ島沼近くに唯一残る田堀

はっきり田堀が確認できた所は数か所でしたが、この辺りでは
田んぼの中に稲を植えた跡がなく、アシが茂っているところがあちこちで
見られます。
だいたいこれは沼や田堀の痕跡です。
田掘りか沼の痕跡

沼の他にもこの地域には数多くの中川の支流が流れていてそれぞれ
「○○川」、「○○堀」、「○○用水」、「○○落」など色々な名前が
ついています。
これらの川には昭和初期に作られたという風情のあるコンクリート橋が
架けられていて、これを見て回るのもなかなか面白いものです。
午の堀川に架かる橋

私は歴史の研究者でも郷土史家でもありません。
単なる「知りたがり屋」なので正確な情報は持っておりません。
今後は図書館などで資料を調べようと思っていますが、
情報をお持ちのは是非ご教示願います。
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