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医薬分業について-門前薬局に思う-

私が子供の頃は医者にかかると薬はその医者でもらうのが普通でした。
ところが今では多くの場合、医者でもらった処方箋を持って調剤薬局に
行き購入します。

何でも、厚生省(現厚生労働省)と日本薬剤師会が医薬分業を推進し、
1980年頃から右肩上がりで進展して来たようです。
1980年には4.8%だったものが、現在では都道府県によりバラツキは
ありますが、だいたい70%前後に進展しているようです。

住宅街の小さな開業医でも多くの場合すぐ近くに薬局があって、
患者は当然のごとくその薬局で薬を購入します。
見ているとこのような薬局(門前薬局というそう)にはいくつかの
共通点があります。
・その医院の患者さんだけで商売をしている。
・来店者の数からして売り上げもあまり多くはなさそう。
・一方で、来店者の割には薬剤師やら何やら人が多い。
・一般の売薬も置いているがほとんど買う人はいない。
・店員同士が暇そうに私語をしていることが多い。
・大手ドラッグストアなどと比べ無愛想なところが多い。

私も年相応に医者にはかかりますので、近所に大手ドラッグストアの
調剤薬局が出来たのを機に、処方箋は全てそこへ持って行き、その
ドラッグストアで薬を購入することにしました。
その結果、
・お客さんへの対応が教育されていて非常に気持ちがいい。
・店員が少ない割には待たされる時間が短い。
・薬がなくても即日取り寄せてくれ、入荷すると電話をくれる。
・そして何よりも門前薬局より平均1割ほど価格が安い上、
 店によってはポイントもつく

この競争社会、門前薬局といえども企業努力を怠ってられないのでは
と思いますが、当事者はお気づきでしょうか。
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プロフィール

DonkiJoey

Author:DonkiJoey
埼玉県蕨市在住。会社勤めを辞め専業主夫として隠居生活を始め丸8年。年と共に欲は薄れるもので、今ある欲はもっぱら食欲と知識欲の喰いしん坊で好奇心の塊。
何でも美味しくいただき、色々なことに興味を持つので毎日が充実しています。

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