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自衛隊中央観閲式

自衛隊中央観閲式は三年に一度陸上自衛隊朝霞駐屯地で行われる
観兵式で、毎回11月1日の自衛隊記念日に前後して行われます。
今年は去る10月27日に第60回の式典が安倍総理大臣、小野寺
防衛大臣はじめ多くの関係者の出席のもと開催されました。

私はたまたまこの招待券をいただいたので行って来ました。

当日は台風27号の動きが心配されましたが、予想より早く通過し
朝から台風一過の秋晴れ。

車での入場は禁止されているため、公共交通機関を利用し
和光市駅から自衛隊が手配した送迎バスに乗り込みました。

まずここで感心することがありました。
駅にはたくさんの自衛隊員が配置されていますが、
そのきびきびした態度、明るい挨拶に非常に好感を持ちました。

バスは次から次へとやって来て駅のロータリーに並んでいます。
一方、会場へ向かう人も電車が到着するたびに駅から大量に
はき出され、バス乗り場に長い行列が出来ます。

ところが、行列の人数を素早く数え列のどこまでが1台目、
どこからどこが2台目と瞬時に判断し、何台も並んだバスに
同時に乗客が乗り込んで行きます。

その誘導の見事さ、駅を降りて人の群れを見た時には最低でも
30分程の待ちは覚悟していましたが、実際には5分ほどで
バスに乗ることができました。

10時半から観閲官臨場、儀じょう隊栄誉礼、開式、栄誉礼、
国旗掲揚、巡閲と儀式が続いた後、
観閲官・安倍内閣総理大臣の訓示がありました。

さすがに防衛問題に強い思い入れのある安倍総理、
防衛問題に関する法的基盤の検討などの具体的な話を交えながら、
熱のこもった力強い訓示をされました。

訓示の次に予定されていた落下傘による空挺降下は台風の余波の
強い風で中止になってしまいました。

この後、徒歩部隊の徒歩行進。陸海空自衛隊音楽隊を先頭に、
防衛大学校学生隊、最後の空自女性自衛官部隊までの
総勢3,200名を超える一糸乱れぬ大行進は圧巻でした。

続いて空を見上げると観閲飛行、様々な戦闘機やヘリコプターなど
約50機が編隊を組んで会場上空を飛んで行きます。

そして地上に目を戻すと今度は車両行進。
国際派遣部隊を先頭に、戦車部隊まで約240台の見たこともない
戦闘車両や特殊車両が轟音を立てて行進しました。

この後国旗降下などいくつかの儀式があり12時に終了。

その後は音楽隊の音楽演奏、展示された装備品の見学など
貴重な経験をしました。

観閲式は招待者だけが入場できるもので、一般に開放された
ものではありません。
その為どんな防衛オタクでも入場券を入手できなければ会場に
入れません。
これは防衛省のホームページにもはっきりと謳われており、
ネットのライブ放送を見るようにと書かれています。

このため、会場で入場者者に配っていたパンフレットが、
当日の夕方にはヤフーオークションにたくさん出品されて
いたのには驚きました。

写真はクリックして拡大の上ご覧ください。

<送迎バスの乗り降りもスムーズに>
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<入口では千葉衛君が出迎えてくれました>
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<訓示する安倍総理大臣>
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<徒歩行進>
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<観閲飛行>
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<車両行進>
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<装備品の展示>
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<パンフレット>
観閲式









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海上自衛隊遠洋練習航海

私が所属している団体「防人を励ます会」の9月フォーラムが
9月21日にありました。

今回は講師に、平成24年度遠洋練習航海の司令官を務められた、
淵之上英寿海将補をお迎えし、「平成24年度遠洋練習航海」
についてご講話いただきました。

遠洋練習航海とは簡単に言えば海上自衛隊幹部候補生の練習艦での
実地訓練です。

平成24年5月22日に東京晴海を出港し、10月22日に晴海に帰港
するまで153日でアジア、中東14カ国を歴訪し、14の港に寄港する
総航程48,000kmの船旅です。

詳細の内容は海上自衛隊のホームページに平成25年度のものが
載っておりますので割愛しますが、トルコ、バングラデッシュ
はじめ多くの国が非常に親日的で、また日本を頼りにしている
ということです。

お話の中でほとんどの日本人が知らないと思うことで、
是非多くの方に知っていただきたいことをいくつか挙げてみます。

・バングラデッシュが1971年にパキスタンから独立した際
 日本が支援したのを恩義に感じていて、現地に日本人墓地を
 作り今でも手厚い維持管理を行っている。
 また、8月6日を広島デーと定め、各種の国家的行事を行う。

・東日本大震災の後、多くの国は在日していた自国民を引上げ
 させたが、スリランカ政府は日本に留まり支援活動をするよう
 指示を出した。

・サウジアラビアとオマーンは共に産油国で王制を敷いている
 国であるが、国王が石油で得た利益を国民に還元し、
 「アラブの春」とは無縁な安定した国家である。
 その裏にあるのは、日本の天皇制、天皇と国民の関係を
 非常によく研究している。

その他色々ありましたが、特に印象に残ったお話をシェアします。


また、14日の土曜日にあった別の講演会で聞いた話で、
やはり日本、日本人が多くの国で尊敬されている話です。

エクアドルやブラジルはじめ南米には野口英世通りがあり、
近くには銅像やレリーフが建てられ氏の業績を顕彰している
そうです。

また、チリのアンデス山中には野口英世の業績をたたえ、
公立の小学校に「ノグチヒデヨ小学校」という校名を
付けているそうです。

少なくとも私は知らない話ばかりでした。
こういう話しを聞くと日本人であることに誇りを感じます。

<熱弁をふるう淵之上海将補>
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対領空侵犯措置の現状

4月20日は防人を励ます会の4月例会があり参加しました。
今回の講演の講師は現役の航空自衛隊空将補の方です。

テーマは「対領空侵犯措置の現状」で、領空侵犯をめぐる
現場の生々しい話をお話下さいました。

また、参加した会員には、元空将の方もおられ、
こちらからもお話を伺うことができました。

「自衛隊機が緊急発進(スクランブル発進)」という言葉は
ニュースなどで頻繁に耳にしますが、その実態を私はほとんど
知りませんでした。

それどころか、「領空」の定義すら知りませんでした。
その一方で24時間体制で命がけで国を守っている人達がいます。
もっと自衛隊のことを知り、応援したいと思います。


<防空識別圏>
航空機はスピードが早いので防空識別圏に入ったらすぐに
緊急発進しないと領空侵犯を防げない。
防空識別圏


<対領空侵犯措置>
図のような流れで領空侵犯を阻止する。
対領空侵犯措置


<緊急発進の回数>
冷戦終結後減っていた緊急発進が、平成16年を底に増加している。
特に昨年の尖閣諸島国有化後は対中国機の緊急発進が急に増え、
平成24年は567回。
自衛隊の領空侵犯措置で実際の領空侵犯は2件。
緊急発進回数


<警戒管制部隊>
全国各地に配置されたレーダーサイトではそれぞれ数百人の
自衛隊員が24時間体制で監視を続けている。

場所によっては陸の孤島のような所や、
海が荒れると何週間も食料など物資が届かなくなる離島、
何メートルもの雪に埋もれ孤立する僻地などもある。

航空幕僚長が視察に来た際、懇親会で若い隊員が
「私の青春を返して下さい。」と言ったという話は
彼らが置かれた厳しい環境が想像できる。
警戒管制部隊


<戦闘機部隊>
全国に散らばる戦闘機部隊。ここから緊急発進する。
隊員は常にフライトスーツを身に着けていて、
命令が下ると5分以内に飛び立つ。
戦闘機部隊


防人を励ます会

私は色々な勉強会や後援会に会員登録していますが、
その中に「防人を励ます会」というものがあります。
現代の防人すなわち自衛官を励まし応援するとともに、
国民の防衛意識の高揚を推進しようという組織です。

昨日銀座の交詢社ビルで例会がありました。
講師にお迎えしたのは同会の会員でもある、
元陸将の林直人氏です。

講演は第一部と第二部に分かれており、第一部では
8月に中国で行われた、中国政経懇談会(中経懇)のお話、
第二部は我が国自衛隊について規模や軍備から、
隊員の給与などに至るまでの実情のお話でした。

中経懇の参加者は、日本側が林団長以下自衛隊の退役
将校6名、中国側が現役の中国軍将校など幹部6名です。
この会は1977年から35年間一度も欠かすことなく毎年
実施され、軍人の立場から日中の防衛問題について
意見交換を行っているそうです。

内容はオフレコでここには書けませんが、非常に
リアルな貴重なお話を伺うことができました。

第二部は自衛隊の実情です。
私のコメントは避けますが、是非下のグラフを拡大して
ご覧いただき、実情を認識していただくとともに、
我が国の防衛問題について真剣にお考えいただきたいと
思います。

また、ここにグラフは載せておりませんが、自衛隊員の
給与水準は警察官などと比べても低く、国家公務員予算の
削減で、給与、退職金、諸手当は下がる一方、その反面
宿舎使用料(家賃)は大幅に上がっております。

私も含め国民が自衛隊にもっと関心を持ち、防衛問題を
真剣に考える必要があると思います。

最後に、私は自衛隊関連の本をずいぶん読みましたが、
桜林美佐さんの著書、
「日本に自衛隊がいてよかった・自衛隊の東日本大震災」
(産経新聞出版刊)は涙なくして読めない感動の書です。
是非皆さまにお読みただきたい本です。

以下のグラフはクリックして拡大の上、じっくりと
ご覧下さい。

防衛費推移

周辺国の国防費

自衛官の実員と定員

陸軍兵士と国民

書籍





無能唱元先生と阿頼耶職説法

人はどなたでも人生で大きく影響を受ける(受けた)方が
いらっしゃると思います。

私も吉川英治さんの「我以外皆我師」をモットーとして
いますが、その中でも特に強く影響を受けた方の一人に
無能唱元先生がいらっしゃいます。

残念ながら無能先生は昨年の暮れお亡くなりになりましたが、
先生の教えは今も多くの方に影響を及ぼしておられます。

先生は唯心円成会という成功哲学の団体を主宰され、
多くのお弟子さんの教育をされる傍ら、人生哲学の著書も
数多く出版されました。

先生の教えの中心となるものは「阿頼耶職説法」ですが、
一言で言えば「陽転思考」の勧めで、
人生は変えられるというような内容です。

今でこそ同じような考えを説く方は多く、今から20年近く
前には、「脳内革命」という本がベストセラーになったりも
しましたが、無能先生はそこに書かれているようなことを
そのはるか以前から唱えておられました。

先生がよくおっしゃっていた、
「提灯ばばあと唐傘ばばあ」
の話は正に先生の教えを面白く分かりやすく伝えたものだと
思います。

内容を以下にご紹介します。

おばあさんには提灯ばばあと唐傘ばばあがいる。
提灯ばばあとは額に提灯のような横皺が入り、にこやかで
穏やかな顔をしたお婆さん。

唐傘ばばあは眉間に縦皺が深く刻み込まれ、しかめっ面で
険のある顔をしたお婆さん。

前者は何事も陽転思考で物事を善意に捉えて人生を
送って来た人で、
後者はその真逆でマイナス思考と言いうのでしょうか、
全てを悪く捉える人生を送って来た人です。

長い人生においてその言動が自分の阿頼耶職(潜在意識)に
蓄えられ、それが顔に現れるそうです。

リンカーンの言葉として有名な、
「40歳を過ぎた人間は自分の顔に責任を持たなければ
ならない」
というのと似ていると思います。

最後に、多少の表現の違いがあるかも知れませんが
私が好きな先生の名言を一つ。

「我が国では既にほとんどの人が充分幸福な人生を
送っている。
しかし多くの人がそれに気付いていない。」

無能先生の本は今も多くの方に読まれています。
お読みでない方は是非ご覧になって下さい。


詳しくはホームページをご参照願います。

唯心円成会公式ホームページはこちらから。

詳しい紹介がある「ご利益の館」はこちらから。

プロフィール

DonkiJoey

Author:DonkiJoey
埼玉県蕨市在住。会社勤めを辞め専業主夫として隠居生活を始め丸8年。年と共に欲は薄れるもので、今ある欲はもっぱら食欲と知識欲の喰いしん坊で好奇心の塊。
何でも美味しくいただき、色々なことに興味を持つので毎日が充実しています。

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