我が腰痛史 -究極の治療法とは?-
今までもブログの中で折あるごとに触れましたが、
私はかなりの腰痛持ちです。
かなりというのはあいまいですが、自分ではそう思って
います。
しかし、まともに歩けない、或いは立ち上がれない方も
いるそうですから重度とは思っていません。
さて、自分の40年に及ぶ腰痛人生を振り返ってみた時、
同じように腰痛で悩む方、腰痛初心者などに何らかの
参考になればと、「我が腰痛史」を書いてみます。
私が初めて腰痛を経験したのは24歳の時、入社後一年間の
現場研修をしている時です。
30kg程の製品を持ち上げた途端ぎっくり腰になりました。
当時は作業環境も悪く小型のクレーンなどの設置も少なく、
40kg程度までの製品はほとんど人力で扱っていました。
このぎっくり腰をきっかけとし、2、3年に1度はぎっくり腰を
起こし、そのたびに3日から5日ほど寝込むようになりました。
そしてその後の40年弱で経験したぎっくり腰は10回ほど。
急性の症状であるぎっくり腰は10回ほどですが、
腰そのものの状態は数カ月の周期で良い時、悪い時の波が
あるものの、長期的には確実に右肩下がりで悪くなって
行きました。
現在は良い時でも500mも歩けば腰から足にかけてしびれが
出てしゃがみこむような状態です。
症状は椎間板ヘルニアとそれに伴う脊柱管狭窄症、
それと腰椎すべり症も伴っています。
「溺れる者は藁をも掴む」と言う諺があります。
まさにその通りで、今までありとあらゆる治療を行って
来ました。
整形外科での治療はもちろん、鍼灸やカイロプラクティック、
マッサージ、各種整体。
薬も内服薬、外用薬とも漢方など色々なものを試しました。
その結果、ぎっくり腰などの急性期は安静が最大の治療法。
ぎっくり腰ほど急ではないが、痛みが強い時に痛みを緩和
するには鍼灸、マッサージも効果が大きいと思います。
ただしそれらは一時的なもので根本治療にはなりません。
インターネットなどを見ると、
「あらゆる方法で治らない腰痛の究極の治療」
というような宣伝がたくさんあります。
これらに共通するのは本を出版したり、有名スポーツ選手を
宣伝に使ったり(院長との対談などが多い)で、
藁をも掴みたい者達を誘惑します。
しかし考えてみて下さい。
そのような究極の治療法がある割には腰痛患者が減った
という話は聞いたことがありません。
そしてそういう治療院などでは、各地の有名な治療院を
廻った患者が多く、情報交換も盛んです。
しかし、どなたも結局は効果がなく次を求めてあちこち
廻っています。
そしてそれらは自由診療で健康保険の対象外ですから
かなりの治療費を必要とします。
このような施設やサプリは決まって85%の人に効果がある
などと言いますが、実際にはほとんどの人に効果がないから
多くの人が次を求めてはしごをしているのです。
高齢化社会のためかテレビにはサプリメントの宣伝が
溢れています。
これらも有名なスポーツ選手や芸能人を使い、
どう見ても誇大広告としか思えない宣伝で視聴者を
暗示にかけます。
私にはこれらもうまい投資話と全く同類に見えてなりません。
さて、長くなったので結論です。
世の中、楽して願いが叶うことは絶対にありません。
楽してお金を貯める。
努力しないで出世する。
まともな練習や修行をしないで体力や技術を向上させる。
腰痛に限って言えば、信頼できる整形外科医の指導のもと、
腰痛体操や筋力トレーニングなど地道なリハビリを続けるのが
最善かつ唯一の道だと思います。
以前ブログでご紹介したことがありますが、
蕨市の各公民館では整体師の先生が考案した、
「ラマール体操」というものが行われております。
これなどは、自助努力することがいかに効果が大きいかを
如実に示しています。
膝が曲がらなかったご婦人がこの体操を初めて数カ月で、
完全にしゃがむスクワットが出来るようになるなどは
日常茶飯事です。
いくら高価なグルコサミンやコンドロイチンを飲んでも
こうはなりません。
健康だけではありませんが、我々はそろそろ人に頼るのを
止め、自助努力に徹する時ではないかと思います。
私はかなりの腰痛持ちです。
かなりというのはあいまいですが、自分ではそう思って
います。
しかし、まともに歩けない、或いは立ち上がれない方も
いるそうですから重度とは思っていません。
さて、自分の40年に及ぶ腰痛人生を振り返ってみた時、
同じように腰痛で悩む方、腰痛初心者などに何らかの
参考になればと、「我が腰痛史」を書いてみます。
私が初めて腰痛を経験したのは24歳の時、入社後一年間の
現場研修をしている時です。
30kg程の製品を持ち上げた途端ぎっくり腰になりました。
当時は作業環境も悪く小型のクレーンなどの設置も少なく、
40kg程度までの製品はほとんど人力で扱っていました。
このぎっくり腰をきっかけとし、2、3年に1度はぎっくり腰を
起こし、そのたびに3日から5日ほど寝込むようになりました。
そしてその後の40年弱で経験したぎっくり腰は10回ほど。
急性の症状であるぎっくり腰は10回ほどですが、
腰そのものの状態は数カ月の周期で良い時、悪い時の波が
あるものの、長期的には確実に右肩下がりで悪くなって
行きました。
現在は良い時でも500mも歩けば腰から足にかけてしびれが
出てしゃがみこむような状態です。
症状は椎間板ヘルニアとそれに伴う脊柱管狭窄症、
それと腰椎すべり症も伴っています。
「溺れる者は藁をも掴む」と言う諺があります。
まさにその通りで、今までありとあらゆる治療を行って
来ました。
整形外科での治療はもちろん、鍼灸やカイロプラクティック、
マッサージ、各種整体。
薬も内服薬、外用薬とも漢方など色々なものを試しました。
その結果、ぎっくり腰などの急性期は安静が最大の治療法。
ぎっくり腰ほど急ではないが、痛みが強い時に痛みを緩和
するには鍼灸、マッサージも効果が大きいと思います。
ただしそれらは一時的なもので根本治療にはなりません。
インターネットなどを見ると、
「あらゆる方法で治らない腰痛の究極の治療」
というような宣伝がたくさんあります。
これらに共通するのは本を出版したり、有名スポーツ選手を
宣伝に使ったり(院長との対談などが多い)で、
藁をも掴みたい者達を誘惑します。
しかし考えてみて下さい。
そのような究極の治療法がある割には腰痛患者が減った
という話は聞いたことがありません。
そしてそういう治療院などでは、各地の有名な治療院を
廻った患者が多く、情報交換も盛んです。
しかし、どなたも結局は効果がなく次を求めてあちこち
廻っています。
そしてそれらは自由診療で健康保険の対象外ですから
かなりの治療費を必要とします。
このような施設やサプリは決まって85%の人に効果がある
などと言いますが、実際にはほとんどの人に効果がないから
多くの人が次を求めてはしごをしているのです。
高齢化社会のためかテレビにはサプリメントの宣伝が
溢れています。
これらも有名なスポーツ選手や芸能人を使い、
どう見ても誇大広告としか思えない宣伝で視聴者を
暗示にかけます。
私にはこれらもうまい投資話と全く同類に見えてなりません。
さて、長くなったので結論です。
世の中、楽して願いが叶うことは絶対にありません。
楽してお金を貯める。
努力しないで出世する。
まともな練習や修行をしないで体力や技術を向上させる。
腰痛に限って言えば、信頼できる整形外科医の指導のもと、
腰痛体操や筋力トレーニングなど地道なリハビリを続けるのが
最善かつ唯一の道だと思います。
以前ブログでご紹介したことがありますが、
蕨市の各公民館では整体師の先生が考案した、
「ラマール体操」というものが行われております。
これなどは、自助努力することがいかに効果が大きいかを
如実に示しています。
膝が曲がらなかったご婦人がこの体操を初めて数カ月で、
完全にしゃがむスクワットが出来るようになるなどは
日常茶飯事です。
いくら高価なグルコサミンやコンドロイチンを飲んでも
こうはなりません。
健康だけではありませんが、我々はそろそろ人に頼るのを
止め、自助努力に徹する時ではないかと思います。
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